キッチンの収納力を上げるためのリフォーム方法とは？

1. 収納を増やすキッチンリフォームの方法とは？

まずは、収納を増やすためのキッチンリフォームで採用されている方法を紹介していきます。

1-1. 背面収納を増やすリフォーム

対面キッチンの場合には、背面収納を増やすリフォームがおすすめです。背面の空いている壁側のスペースに収納スペースを作ることで、物の出し入れがしやすいキッチンにすることが可能です。
代表的な背面収納としては、キッチンボードやキッチンラックなどが挙げられます。食器や調理器具はもちろん、調理家電なども収納できる大きさのものを選ぶようにしましょう。また、目につきやすいスペースでもあるため、デザイン性が高いものを選ぶのもポイントです。
大幅に収納スペースを確保できる背面収納ですが、キッチンの幅が狭くなってしまうというデメリットもあります。収納の扉を開けたときに、物を取り出すスペースが確保できるかどうかしっかりと確認しておきましょう。

1-2. キッチンの収納部分をリフォーム

現在使用しているシステムキッチンが古くなってきたという方は、思い切って収納力の高い新しいシステムキッチンにリフォームしてみてはいかがでしょうか。新しいキッチンは、汚れにくい素材が採用されていたり、扉の開け閉めが少ない力でもできたりと使い勝手の良いものばかりです。ただし、キッチンの交換となると費用が増えてしまうため、相見積もりを取って比較検討することが重要です。

1-3. 吊り戸棚を取り付けるリフォーム

より気軽に収納スペースを増やすリフォームを行いたいという場合には、吊り戸棚を取り付けるのがおすすめです。吊り戸棚とは、その名のとおり、天井から吊り下げるタイプの戸棚です。天井近くのスペースを有効活用できるうえに、取り付けも比較的簡単なので、施工費用を抑えられるのが魅力といえるでしょう。
しかし、吊り戸棚はその構造上、耐荷重量に制限があるという特徴も持ち合わせています。また、高い位置に設置することになるため、物の出し入れのために踏み台や椅子が必要になるのもデメリットのひとつです。リフォーム前に、耐荷重量や高さについてもしっかり確認しておきましょう。

1-4. 床下収納を取り付けるリフォーム

これ以上棚を設置するスペースがキッチンにないという場合には、床下収納を増設すると良いでしょう。床下収納は、キッチンの見た目やデザイン・配置を変えることなく収納スペースを増やせるのが魅力です。特に、さほど使用しない調理家電や、お米やお水などのストック、非常食などを保管するのに最適です。
しかし、マンションなどで床下のスペースに限りがある場合、増設が困難となります。また、物の出し入れに時間がかかってしまう点にも注意が必要です。

2. 収納力を上げるキッチンリフォームのポイント！

キッチンリフォームで収納力をアップさせるためのポイントや注意点をご紹介します。どれも大事なことなので、リフォームの前に確認しておきましょう。

2-1. どこに何を入れるか事前に考えておく

収納力の高いキッチンは、単に収納スペースが多いというものではありません。なぜなら、いくら収納スペースが豊富にあっても出し入れがしにくかったり、余分なスペースが余ってしまったりしていると多くのものを収納することはできないからです。
キッチンをリフォームする場合には、収納したいものや家電をリストアップしたうえで、どこに収納するのかをしっかりと考えておきましょう。事前の準備をきちんと行うことで、より使いやすいキッチンにすることができます。

2-2. スライド引き出しを活用する

最新の収納ユニットは、棚ではなくスライドで手前に引き出せるものが多くなっています。調理器具や食器なども、スライド引き出しに収納することでより出し入れがしやすくなります。
また、ゴミ箱の収納場所にも注意が必要です。ゴミ箱が見えてしまうと雑多な印象になりがちです。手前に引き出すことでゴミ箱が出てくる仕様のキッチンに変更することで、よりスタイリッシュなキッチンに仕上げることができるでしょう。

3. まとめ