狭いトイレをリフォームで快適に!事前確認のポイントや注意点を解説

マイホームのトイレが狭くて、快適に用を足せないという人はいませんか?この場合、トイレのリフォームをすることで、より快適な空間にできるかもしれません。ここでは狭いトイレをリフォームする際にチェックすべきポイントや、注意点についてまとめました。

 

1.トイレリフォームをする前にチェックすべきポイント

業者に狭いトイレをリフォームして快適に使えるように依頼する場合、前もっていくつかチェックしてほしいポイントがあります。ポイントを押さえておくと、どうすれば快適なトイレにリフォームできるか、具体的にイメージできるからです。

 

1-1.排水の位置

トイレの配水管がどこを通っているか、前もって確認しておきましょう。トイレの排水には床排水と壁排水の2種類があります。床排水の場合、トイレから排水管は見えません。壁排水の場合、後方抜きといって便器の後ろに向かって配水管が抜けているスタイル、もしくは左右どちらかに配水管の走っている左右抜きの2種類に分類されます。排水管のタイプによって、取り付けられるトイレの種類が変わってくるので注意してください。

 

1-2.便器の種類を決めておく

リフォームをする前に便器の種類をある程度決めておくと、打ち合わせもスムーズになります。最近ではリモコン洗浄やオート開閉、節水機能など商品によって種類もいろいろと出ています。また狭いトイレの場合はタンクレストイレという、タンクのない便器を設置すれば圧迫感もありません。

トイレのリフォームをする場合、便器と壁の位置関係もチェックしておきましょう。両者の間に少なくても50cmのスペースが必要です。50cm未満だと、立ち座りするときに壁に頭がぶつかる危険性があるからです。自分たちで調べるのに不安があれば、リフォーム業者に確認してもらうといいでしょう。

 

1-3.予算を決めておく

トイレのリフォームで負担できる予算はどのくらいか、確認しておくことも大事です。やりたいリフォームで業者にお願いしたところ、予算オーバーしてしまってはリフォーム計画を見直さないといけないからです。

参考として省スペースタンクのついたトイレに変更する場合、15~30万円が相場です。省スペース設計のタンクは最近は広く販売されているので、リーズナブルな価格のものも多くラインナップされています。

タンクレストイレに変更することで、スペースを広く使うリフォーム工事も選択肢の一つです。タンクレストイレの費用ですが、20~40万円程度が相場になると考えておきましょう。予算の範囲内で何をしてほしいのか、あらかじめシミュレーションしておきましょう。

 

1-4.コンセントを確認する

最近の便座を見てみると、多機能性のものも少なくありません。暖房便座の搭載されているモデルもあれば、温水の出る便器も見られます。このような便器を導入する場合、コンセントがついているか、どの程度電力が必要になるか確認しておいてください。

暖房便座の場合300~500W、温水タイプの便座だと1,000~1,400W程度の消費電力になります。もしコンセントがなければ、リフォーム工事の際に設置しなければなりません。また設置する際にはアースも必要になることを、忘れないようにしましょう。

 

2.狭いトイレをリフォームする際の注意点

トイレが狭く感じるのであれば、リフォームすることで問題解決できる可能性があります。ただしリフォームするにあたって、いくつか注意すべきポイントがあるのでここで紹介します。

 

2-1.マンションでは可能な工事が制約される可能性

マンションの場合、コンクリート構造の建物が多いでしょう。コンクリート構造の場合トイレのスペースを広くしたくても制限があるでしょう。たとえ部屋側の壁のリフォームが可能でも、配管や電気配線の影響で希望する位置に便器を設置できない恐れもあります。リフォーム業者にトイレを見てもらい、工事に制約があるか確認してもらった方がいいでしょう。

またマンションの場合、管理組合の方でリフォーム工事に関する規定が設けられていることもあります。とくに配管の移設を伴うリフォーム工事は制約が設けられていることがあるので、組合規定でリフォームに関するルールがないか確認しておきましょう。

 

2-2.床の傾斜があるか?

床の傾斜の有無は、前もってチェックしておいた方がいいでしょう。正常に排水するためです。スムーズに排水するために基準勾配というものがあり、この基準を満たしているか、業者に確認してもらいましょう。もし勾配が十分でないと排水がうまくいかず、詰まりの原因になる可能性があります。トイレの位置を変える場合には、勾配が基準を満たしているか、業者に確認を取っておくといいでしょう。

 

3.まとめ

狭いトイレはリフォーム次第で、圧迫感をなくすことも可能です。ただしマンションなどは建物の構造や組合の規定で、工事が制約される恐れもあるので注意してください。

「株式会社丸昌」は大阪を中心に、関西圏でリフォーム工事を承っております。これまで数千件規模でリフォーム工事に携わってきました。その豊富なノウハウを生かして、トイレの悩みを納得の価格で改善いたします。気になることがあれば、まずはお問い合わせください。