キッチンの床をリフォームすればより快適に！

1. キッチンの床材としてふさわしいものとは？

キッチンの床をリフォームする前に、まずはどんな床材を使用すればいいのかを把握しておきましょう。キッチンの床材は、主に以下のような特徴を持っているものがふさわしいといわれています。

1-1. 水や油に強い

リビングなど他の部屋に比べて、キッチンは水や油が床に飛び散ってしまうことが多くあります。水や油をそのままにしておくとシミになってしまううえに、傷みやカビといったトラブルの原因にもなりかねません。そのため防水仕様の床材など、水や油に強いものやさっと拭き取るだけで水や油汚れが落ちる床材なら安心といえるでしょう。

1-2. 滑りにくい

キッチンは基本的に水を使う場所であり、そのため床に水滴が落ちている可能性があります。また油を使うことも多く、足を滑らせてしまう可能性も高い場所だといえます。特に小さなお子さんやご年配の方がいるご家庭の場合、なるべく滑りにくい床材を選ぶ必要があるといえるでしょう。

1-3. 強度がある

キッチンでは、鍋やフライパン、皿などの重くて硬いものを床に落としてしまうことが多々あります。強度のある床材でなければ、へこみやヒビが気になってしまうことでしょう。

1-4. 掃除や手入れがしやすい

さっと拭き取るだけで水や油汚れが落ちる床材、水拭きできる床材なら、キッチンをいつでも清潔に保てます。シミなどもできず、見た目にも美しい状態が続きます。

2. キッチンにおすすめの床材と、メリット・デメリットを紹介！

キッチンの床材には、「フローリング」「フロアタイル」「コルクタイル」「タイル」の4つが多く使われています。それぞれメリットとデメリットがあるので、それらを比較検討しながら床材を選ぶと良いでしょう。

2-1. フローリング

フローリングには「複合フローリング」と「無垢フローリング」の2種類があります。複数の木材を重ね合わせて作られているのが複合フローリング、100％天然木材で作られているのが無垢フローリングです。
フローリングのメリットは、リビングとつながったキッチンの場合に統一感が生まれることです。空間が広く見え、木の温もりも感じられます。また、価格がリーズナブルであることもポイントです。
デメリットは、水や油汚れを放置するとシミになってしまうことです。防水加工や防汚加工がされているものを選んだり、ワックスをかけたりして対策する必要があります。汚れは放置せず、雑巾で拭いたりキッチンマットを敷いたりしましょう。

2-2. フロアタイル

フロアタイルは、塩化ビニールでできたタイル状の床材のことで、撥水性の高さが魅力です。汚れや水滴も、さっと拭き取るだけできれいにできます。大理石調・フローリング調・テラコッタ調など、豊富なデザインの中から気に入ったものを選べるのも大きなメリットです。
ただし、熱に弱いこと、耐久性が低いことがデメリットであり、経年劣化による症状が見られる前に張り替える必要があります。

2-3. コルクタイル

コルクでできた床材を採用する方も少なくありません。元々コルクは耐水性に劣る素材ではありますが、防水加工されているものもあり、キッチンでもよく見かけます。
コルクはクッション性があってやわらかく、長時間調理していても疲れにくいのが魅力です。また保温性も高く、冬場に足元が冷えにくいのもメリットといえるでしょう。
一方、やわらかいがゆえに傷がつきやすく、一度ついた傷は補修が難しいのがデメリットです。また紫外線に弱く色あせもしやすいので、日当たりの良いキッチンの床には向いていないかもしれません。

2-4. タイル

モダンな印象になるタイル張りの床も、キッチンには人気です。タイルの大きさは大小さまざまあり、色合いや質感も豊富に用意されています。
タイルは水を吸うことがないので手入れがしやすく、耐久性にも優れています。また、夏場は足元がひんやりとして快適に過ごせるのもメリットのひとつです。
一方、目地の汚れはどうしても汚れが溜まってしまうので、定期的に掃除をする必要があるということを頭に入れておくようにしましょう。

3. まとめ