快適な生活にはトイレの増設がおすすめ!トイレの場所や配管を詳しく紹介

トイレは家に1カ所という考えの方は多くいらっしゃるでしょう。高齢化社会になり高齢者が増えるとトイレのたびに、いちいち階段を昇り降りするのが大変になることもあります。そのようなときこそトイレの増設を検討してみましょう。日本人の生活スタイルの変化もあり、和式トイレが洋式トイレになったように、トイレに対する考え方も変化しています。今回はトイレを増設する際の場所や配管や注意事項について紹介します。

 

1.トイレ増設のメリット

トイレ増設を行うことでさまざまなメリットが得られます。一般的に、洋式トイレを増設する際に必要となるスペースとして0.4坪は必要で、ゆとりあるトイレスペースでは0.75坪くらいが理想です。最小スペースとして0.4坪ほどの広さが確保できれば、トイレの増設は可能になるだけにぜひ検討してみましょう。

 

1-1.朝などトイレが混まなくなる

朝などの時間帯によってはトイレが混むこともあり、その問題はトイレの増設で解消可能です。朝の時間マイペースでゆっくりとトイレに入れるのは嬉しいことです。

 

1-2.高齢者に優しいトイレになる

急速に高齢化が進む現在、高齢者がいる家庭も増えています。高齢になると2階から1階のトイレへ移動することが困難になることもあり、各階にトイレがあれば便利なだけに、2階へトイレの増設がおすすめです。さらに高齢による頻尿で、夜中にトイレに行きたくなることが多くなると、離れたトイレに行くのは大変面倒になります。

誰もが快適な日常を送れるように、トイレの増設はおすすめです。トイレは究極のリラックススペースでもあり、トイレの増設は想像以上に大きなメリットがあるのです。

 

2.トイレ増設の流れ

トイレを増設するための流れがあります。費用をかけてよいのであれば、トイレはほぼどこの場所でも増設可能です。しかし、利便性の良い場所や、費用を抑える観点から増設に不向きの場所もあります。また、トイレを増設するときによく考えなければならないのが配管です。トイレを増設する場所に配管が可能であれば問題はありませんが、どうしても配管ができないスペースであれば、その場所にはトイレが増設できません。

 

2-1.トイレ増設におすすめの場所を選ぶ

多くの方は建物の一部を増設することなく、既存の生活スペース内にトイレを増設するケースが多くみられます。トイレ増設は0.4坪ほどのスペースが必要で、まず、そのスペースを確保することが必要です。

ただし、トイレは給水管と排水管につなぐため、トイレの増設場所から水道管や配水管が遠すぎないか注意しましょう。遠い場合は大掛かりな工事になり費用がかさみます。

 

2-2.好みのトイレを選ぶ

増設場所が決定すれば、設置するトイレを選びます。省エネタイプやおしゃれタイプも多数です。流行のタンクレスタイプを選ぶと、手洗いスポットの設置が必要になるので注意しましょう。

 

2-3.給排水配管工事を行う

まず、給排水配管工事を行います。トイレの種類で給排水管の位置がほぼ決まってきます。手洗いスポットを設置する場合はそちらの給排水も必要です。あわせて、トイレ内にコンセントが必要になる場合もあり、その場合は電気の配線工事も必要となってきます。

 

2-4.壁と床工事と下地施工を行う

トイレの壁や床に下地の施工を行い、バリアフリー工事もあわせて実施しましょう。手摺やタオル掛け、棚付き紙巻き器を設置する場合は、壁に下地工事が必要になってきます。さらに、転倒防止などのバリアフリー機能を持たすためには床工事が必要です。

 

2-5.トイレの設置をする

水洗トイレの便器・便座の設置を行います。設置後に正常に機能するかテスト行い、問題なければ完了です。最後は現場の清掃を実施します。

一連のトイレ増設工事の日数については、それぞれの工事条件によって多少の違いは出てきますが、おおよそ3日程度です。

 

3.トイレを増設する際の注意点

近年は、介護を目的としたトイレリフォームのケースがよくみられます。手すりを設置したり、入り口の段差解消のため床材を張り替えたり、ドアを引き戸にしたりというバリアフリー対策が講じられます。同じように増設したトイレにもバリアフリーを実施しましょう。今は大丈夫でも、バリアフリーのトイレが必要となる日が出てくることはあるのです。

 

3-1.配管の位置に気を付ける

新たにトイレを増設する場合は、水洗トイレ用の水の給水管と、汚物を流す排水管の設置が必要であり、両方の配管工事が発生します。基本的に給水管、排水管ともに既存の設備を利用するようにして、既存の給排水管につなぎやすいかどうかで、工事規模や必要となる費用が変わってくるのです。既存の給排水管に近い場所にトイレを増設すれば費用は安くなりますが、離れていると費用は高くなります。

 

3-2.補助金が出る可能性がある

トイレのバリアフリーを目的とした改修工事を実施した場合、介護保険を活用できるケースがあります。細かな制約など、トイレリフォームについては地域のケアマネジャーの方に相談してみましょう。

 

3-3.業者選びに気を付ける

トイレの増設では、実際に工事する業者さんの選び方が重要になってきます。施工業者を選ぶ際にはインターネットにホームページを持ち、企業のコンセプトや過去の施工実績が見られる業者さんは安心できます。業者さんにより、増設したトイレの完成度は違ってくることがあり、それだけ業者さんの選定は慎重に行いましょう。

 

4.まとめ

生活形態が変わり、住環境が大きく変化しています。トイレも1家に1カ所の考え方が変わってきているのです。世界が注目する日本のトイレだけに、増設することでより快適な住環境になります。給水管や排水管設置の制約などを含め、信頼できるリフォーム業者さんとよく相談してトイレを増設し、快適なトイレライフを送りましょう。

「株式会社丸昌」は大阪市住之江区新北島にあります。トイレの増設から、住宅の各種リフォームまで承っております。最近はトイレが急速におしゃれになり、タンクがないコンパクトタイプも出回り、トイレ空間を広く使うことも可能です。また、従来のタイプよりもトイレ掃除が快適にできるようになりました。さまざまな住宅のリフォームから、トイレのリフォームや増設をお考えの皆様は、どうぞ遠慮なく、当社へお気軽にご相談ください。