経年劣化やお子さんの成長などの影響で、床のリフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。特に近年人気なのが、カーペットからフローリングにリフォームを希望するケースです。今回は、カーペットからフローリングに張り替えるときに注意したいポイントと、リフォームするにあたっての費用について解説していきますので、フローリングリフォームを考えている方は参考にしてみてください。
1. カーペットからフローリングにするメリット・デメリット
フローリングの床にリフォームする場合、メリットだけでなくデメリットも生じます。どのような特徴があるのか、主要なものについてピックアップしてみました。
1-1. メリット
まずはお手入れのしやすさが挙げられます。掃除機などをかければ、床に落ちているほこりなどのゴミやダニ、カビもきれいに取り除けるので、ハウスダスト対策もしっかりと行えます。耐久性にも優れているので、ヘタるような心配もありません。
また、フローリングの中には無垢材を原料にしたものがあります。こちらは調湿性に優れているので、湿度を一定に保てます。
1-2. デメリット
フローリングは主に木材を原料にしています。そのため、家具を引きずると傷がついてしまうおそれがあります。また、フローリングは季節や温度などによって伸縮することがあり、これによってひび割れなどのトラブルが起きてしまうリスクがあるということも留意しなければなりません。
カーペットにはクッション性がありますが、フローリングにはそれがありません。そのため物音が階下に伝わりやすく、特に小さなお子さんが部屋の中を走り回ると階下の住民に迷惑をかけてしまうでしょう。さらに、フローリングは滑りやすく、転倒してケガをするおそれもあるので、十分に注意しなければなりません。
2. フローリングに張り替える際の相場について
カーペットの床をフローリングに張り替えたいと考えたとき、やはり気になるのは費用面です。どんなフローリングに変えるのかによって異なりますが、次項でおおよその相場を見ていきましょう。
2-1. 10～15万円が目安
リフォーム工事では、現在使われているカーペットの撤去費用とフローリングの材料費、工賃などのコストがかかります。6畳くらいの部屋の張替えをする場合には、10～15万円程度かかると考えておきましょう。ただしリフォーム業者によって金額は前後するため、詳しい内容は見積もりを取って確認してください。
なお、上記の相場よりもかなり安い価格、あるいは高い価格を提示してくる業者には注意が必要です。材料費や処分費はほとんど一緒なので、悪徳業者の可能性が高いといえます。
2-2. 費用がかさむ部屋の特徴
前述のとおり、10～15万円が一般的な部屋のリフォーム費用ですが、部屋の特性などによっては費用がかさむ可能性があります。たとえば、部屋がきれいな四角形になっていない場合です。
凹凸が多い部屋の場合、フローリングの加工もそれに合わせないといけないので、手間や時間がかかります。そのため、たとえ同じような面積でも、きれいな四角形の部屋よりも1～2割ほど余計に費用がかかるかもしれません。
また、厚みのあるカーペットを使っている部屋の場合、費用がプラス1万円程度かかる可能性があります。厚みのあるカーペットからフローリングに変えると、床の高さが変わってしまうからです。多くの場合、クローゼットの扉や室内ドアがフローリングをこすってしまうおそれがあるので、調整する必要が出てきます。
なお、マンションでリフォームを希望する場合、マンション規約に沿って工事を進めないといけません。たとえば、フローリングの張替えをするだけでも、エレベーター内に養生しないといけないマンションは多くあり、この場合エレベーター内の養生費がプラスでかかります。
また都市部のマンションの場合、駐車スペースを近隣で確保できない場合もあります。この場合、駐車費用などが料金に上乗せされる可能性があるので注意しましょう。
3. まとめ
カーペットからフローリングにリフォームすれば、日々の掃除がやりやすくなるほか、やっかいなハウスダストの心配も少なくなります。ただし、足音が響きやすい、転倒などのリスクが高まるといった点には注意が必要です。一般的な6畳くらいの広さの部屋をリフォームする場合、おおよそ10～15万円が相場ですが、床材や面積によって変わるので、気になる方は信頼できる業者に相談してみましょう。 「株式会社丸昌」は、主に関西エリアで大工工事やリフォームを請け負っております。カーペットからフローリングへの張替えリフォームの実績も豊富にあり、多くの方に喜ばれております。大工歴20年・リフォーム歴12年以上の豊富な経験を持つ大工が施工を進めてまいりますので、床のリフォームを検討している方はお気軽にご相談ください。
